blog

実践的理念経営のための処方箋

会社は社員たちの力で良くするもの、良くなるもの

IMAG1.jpg
ある大企業でのアクションラーニングの場面です。 アクションラーニングは実際の経営上の問題点に対して、学習したこと(保有能力)を実際の企業の現場に適用し(発揮能力=コンペテンシー)てみて、それによって理論と現実がさらに高度に融合する体験学習によって解決や変革を図るものでとても重要なステップです。
まずは全員が日頃改善すべきだと思う問題点を持ち寄って、それを類似の問題点ごとにカテゴリーごとにくくっていきます。組織横断型のいわゆるCFT(クロスファンクショナルチーム、コアチームなどと称される)の場合には会社全体の問題点が集積されて、その本質的な構造が見えてきます。
ひとりひとりの社員のものの見方は経営者の視点に知らず知らずのうちに高まっていき、意識も同様に大幅に上がっていきます。つまり全体と部分、重要と緊急、表面と本質、長期と短期といった対立概念軸の中で弁証法的に思考することを学び、重層化したものの見立てができるようになります。
個別の問題だけをやらずにその構造を発見し理解することは物事の本質に至る王道でもあります。
日頃私たちは分業の世界にいて、そこでは効率を追求しています。 どんな組織体制にも完全なものはありません。 分業のデメリットは全体や構造を見失うことです。 
IMAG2.jpg
CFTによって具体的な会社の問題点を網羅し、それに取組み一つずつ改善を加えていくことは、イノベーションそのものであり、まさに学習型の組織として過去になかったノウハウや経験を集積する場になります。 あらゆる面で波及効果が出てきます。
人材の成長、前向きな問題意識、自分たちがやるのだという自立と自律、仕事に対する見方(フレーミング)が作業から学びに変わっていきます。
IMAG3.jpg
ひとりではできないことが他者との協力によって解決できるというチームワークの醍醐味、達成感も味わえます。 働くことの本質を考えていこう、自分の人生の目的や目標を内省しようという内面の成長にもつながっていくのです。